手を繋いでみたのはこの世の果てだというの
芸術家の描く筆のような正確さで
白波の上を舞ったというのに
20億光年の孤独なんて
ほどいた羽では縛れないの、ねぇ。
いつだってサヨナラの準備はできていたのに
今日も独り肌をあわせ眠れと、
黄金の国じゃだめなら
ぼくは海賊になりたい

今日といういつかに光をみて
ベットの下の幸福を握りつぶした




腐乱した蝶にキスをして
< 09,4,5 >