借りものでうたうノクターン

高らかに響く美しきソプラノ

12時の鳥が産声をあげた

瞼にみる流れる血潮

ざぁざぁと渦を巻いて海に閉じ込める

飛べる鳥が自由か、と問うた

愚か人は泡に消えた

黄金の髪をたゆませながら、振り返る乙女よ

過ぎし日々の情緒になにを夢見た

崩れぬものを求め

手放した幸福を

置いてきた望むものを

懺悔をくりかえしくりかえし埋葬するのです






< 06,11,6 >