この世界のすみっこから、いったい何処へ行くと云う
8番目に産まれる子供が赦されるかわからないまま
だんだんと言葉を削って ただ云うんだ
僕の蝶が去った
硝子の砂浜をひっくり返して
9番目の子供の声を聴いて
10番目の子供が土に挿した棒切れを睨む
この世界のすみっこからいったい何処へ行けると云う
想像と空想の上に組み立てた揺り籠は
11番目の子供には少し小さすぎた
一つ目の白い雲も、10本足の猫も
何万年前かの彗星と共に滅んだ
一つの答えだけを持てなくなった子供達は
この世界のすみっこから全て見渡せると云う
そして1番目の子供は泣くんだ
僕の蝶が死んだと
< 06,9,1 >